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ごきげんな こるく NO/2

 管理人こるくがゴキゲンになることの日記。 震災の体験の記録も書き始めました。

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少年の答辞。

一月のことでした。
中学校に行った際、校長先生が話してくださったことで私は知りました。
昨年の震災の後に 気仙沼の中学校で卒業式が行われ そこで読まれた答辞が話題になったと。
「文部科学白書」というものにまで 中学生の書いた答辞の全文が掲載されたとのこと。

少年は 言ったそうです。

「・・・苦境にあっても 天を恨まず 運命に耐え、助け合って生きていくことが
これからの私たちの使命です」

と。

この答辞のことは
テレビのニュースで放送されたことで 話題になり
ネットでも多くとりあげられ Youtube でもいくつかの動画があります。


もしかしたら 世間にとってはもうご存知の話題かもしれませんが
テレビやネットから離れていた私にとっては 最近の話題なのです。


県内のほとんどの高校で卒業式があった 昨日 3月1日。
あーねえちゃんは 熱を出してしまい、先輩たちを演奏で見送ることができず
非常に悔しがっておりました。

夕方のテレビのニュースで 地元の高校の卒業式の映像が流れていました。

あーねえちゃんが、涙ぐんでいました。

「うちの学校はたまたま 犠牲者が出なかったけど、
もし友達や先輩、後輩、先生がって考えたら・・。」と。

どうしても、テレビってのは「被害が大きかった、犠牲者が出た学校」を取材するのですね。
しょうがないことなのだろうけれど。

それで、気仙沼の卒業式の話を思い出し、
検索して 動画を見ました。
全文も読みました。


15歳。

たった15歳の彼が 顔を上げて 涙を拭い、歯をくいしばり、
懸命に「天を恨まず」と答辞を読み上げる姿は
私なんか 親の立場なのに この子に教えられる事の方が大きい。
もしかしたら 全ての大人がそう思うかもしれない。

みんな、彼の答辞に「感動した」とか「なかなか言えないこと」とか。
すごい話題になってたんだなぁと、ネットサーフィンする。

ちょっと、むかっときてしまった感想もあった。
彼がラガーマンだったことで、ラグビーをやっていた人は
「ラグビーに携わる者として ちょっとうれしい、誇らしい」なんてコメントがあった。



なんだそれ。

石巻も、気仙沼も、宮城県だけじゃない。岩手、福島だってそう。

被災地の子供達は

お涙頂戴の劇をやっているんじゃない。

友達や家族や家をなくしたんだよ。

勝手にうれしく誇りに思っててください。

・・・きっと、そんなつもりじゃないんだろうな。
純粋に彼の答辞に感動したことは わかるのだけれど。
こんなこと書くと怒られるかもしれないけど 
うれしいって・・・。


本当に 彼の答辞はすばらしい。

みんな わいわい言うのは勝手。
私もこうやって ブログに書いてるその一人。
人の言うことに文句をいうつもりもないけど つい。






でも、だからこそ。
これが 現実なんだって知ってほしい。


たった15歳で ここまでの文章を書く 経験を彼がしたんだってこと。

そして
彼だけが経験者じゃないんだってことを。



そして なぜみんな 動画を見たなら気がつかないのだろう。
気がついていても 彼の文章のことだけしか書いてないだけ?
そのことには ふれていないだけ?

卒業式は震災後の混乱した最中、たった10日後だった。
卒業式が出来ることがどんなにすごいことか。
だからこそ みんなが制服で出席できていることに
「それだけでも本当によかった、すごい」と思ったのは 私だけなのかな。

逃げた時、制服だったのかな。
それとも 無事な場所に置いてあったのかな。
それとも みんな 借りたのかな。
みんな、家は大丈夫だったのかな。
晴れの舞台、お風呂には入れたのかな。

出席している保護者の方は スーツも着ていないのをみれば
家が何らかの被害を受けたことも想像できるのにな。
支援物資で戴いた服を着ていたのかな。

私は10日後はまだ 上は11日のまま、下はおじさんに借りたズボンでした。
下着は 2階で助かったおばあちゃんの物を女4人で共有した。
お父さんは 突撃訪問した御宅で貰ったパンツ。
るーくんは裏返しにしてはかせたり 大人用のぶかぶかのパンツで過ごした。


制服は、あーねえちゃんは当日 着たままだったから助かった。
さーねえちゃんのは 地震で掛けていたのが落ちて
津波で大きなタンスの下敷きになってしまい 
何日間も泥水に浸かったままだった。
泥だらけになって 
ファスナーやホックはサビだらけになって 
でもずっと洗濯できなくて
学校に登校するときは間に合わず 唯一助かったジャージで登校した。
結局は
制服が無事だった先輩方の有志で集めてくれた物をお下がりしてもらった。
泥だらけになって、重たくて 臭くて でも、思い出のいっぱい詰まった
さーねえちゃんの制服を 私は泣きながらゴミ袋に入れた。
なんて言ったらいいのかわからない あの感情。

くやしくて たまらなくて 涙が出た。

でも、うちより被害が大きい家は沢山あり、

家が流された人は なんにも 残ってないに決まってる。
私は 自らさよならすることが出来て まだよかったんだ。


被災地で被害にあった人は 昨年、みんな こうだったんだよ。
ちっちゃいことかもしれないけど
ささいなことかもしれないけれど
こういうことの ひとつ ひとつの積み重ねだったんだってこと。


彼の答辞は
そこから うまれた 言葉なんだってこと。


みんなに 知ってもらいたい。




この、気仙沼市 階上(はしかみ)中学校 梶原君の答辞は
震災を経験した 全ての子供達が自ら思い、
考えさせられたことが集約されているように思います。


まだご存知ない方はYouTubeとか検索してみてください。
「文部科学白書」でも沢山のサイトが取り上げています。

あえて 特定してURLは載せません。
こんなにも 世間は彼の答辞で賛否両論しあっているのに
公開することを決めた本人や親御さんを尊敬します。




答辞の文中から。彼は後輩に語りかけています。


「私たちは今、それぞれの新しい人生の一歩を踏み出します。
どこにいても、何をしていようとも、この地で仲間と共有した時を忘れず
宝物として生きていきます。

後輩のみなさん、階上中学校で過ごす あたりまえに思える日々や友達が
いかに貴重なものかを考え、いとおしんで過ごして下さい」



同じ中学ではないけれど、一つ後輩のさーねえちゃんは 
3月10日に卒業式を迎えます。
誰かわからないけれど 善意ある先輩から頂戴した制服に身をまとって。







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ジャンル : その他
テーマ : 東北地方太平洋沖地震~The 2011 off the Pacific coa~

[ 2012/03/02 04:11 ] 被災地の今 | TB(0) | CM(4)
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[ 2012/03/02 09:45 ] [ 編集 ]
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[ 2012/03/03 14:29 ] [ 編集 ]
鍵コメさんへ
内緒バージョンでも、コメントありがとう。

そうだよね。
私も どんな子にも こんな言葉は
言わせたくはないです。

わたしも、なんだかつい熱くなってしまい
冷静になって記事を読んで
相変わらず
自分で何を言いたいのかとっ散らかってるなぁと。

ようは 人の文句いいたかったわけじゃなく(汗)
私も、彼の答辞に
彼の強い意思に 強く惹きつけられた多くの人たちの一人なんだってことです。

あまりにも 究極すぎて
「感想」を伝えるのに適した言葉は
やはり 見つからないかもしれません。

[ 2012/03/03 16:45 ] [ 編集 ]
2番目の鍵コメさんへ
コメントありがとうございます!

結局、彼の答辞をみなさんにも読んで欲しいという思いだったのに
ちょっとカッとしてしまって(汗)

無責任的に「検索してみて」なんて言ってしまったのに
探して見てくれてありがとうございました。

・・・そうですね。
石巻の子供達も こうやって歯を食いしばって
はい上がってきたことを知ってもらいたい思いも強すぎ?たかもしれません(汗汗)

今の彼女たちはみんな 素敵な笑顔です。
[ 2012/03/03 17:10 ] [ 編集 ]
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